朴念仁の戯言

弁膜症を経て

令和4年、新年に想う

会話の間を埋めようと、その場凌ぎの言葉を発するな。

昨日、弟と電話で新年の挨拶を交わしてまたしてもそう思った。

無駄に饒舌になってしまう。

だから昔から電話で話すのは好きではなかった。

 

身内以外の人間と対面して話す時もそうだ。

間を気まずく感じ、言わずもがなのことまで喋ってしまう。

その時を振り返る度に後悔を深くする。

 

間の対応の仕方でその人間の器量がある程度分かる。

肚が坐っているか、いないか。

 

人は人、俺は俺。

ストレスの多くは人間関係。

自分の尺度で人を判断し、優劣、善悪を決めてしまう。

約700万年前と言われる人類の誕生から現代までの過程を辿れば、そもそも善悪の二元論など存在しない。

殺し殺され、過酷な生存競争を経て、その行き着いた先が近代の人類共存というかりそめの姿であって、その根源は無秩序、カオス、それが渾然一体となっている世界。

そこから生まれたのが宇宙、地球、人類。

核兵器を後ろ盾に利権争いを繰り広げる国々や、また、米国の、虎の威を借る狐の日本のような各国の政治家や世界的金融機関及び大企業は、二元論を都合の良いように利用し、人類の精神的進化を阻害すべく、経済不安、老後不安、治安情勢の不安、戦争不安などマスメディアを通して様々に社会不安を煽り、そうして経済優先の消費社会を生み出し、一部の人間が永遠の富を得んがためにあらゆる手練手管を弄し、大方の人間を洗脳し、その支配下に置いてきた。

そこから抜け出して本当のカオス、多様化を認め合う渾然一体の世界を作り上げるのが今世の人類の使命のように思う。

 

ポジティブ、それが全てではなく、人に話せないような魑魅魍魎、奇々怪々なネガティブな考えであっても、あるがままの自分を受け入れ、自分軸を失わず、自分を信じて生きていきたいと思う。

今日も素晴らしい一日が、そして今年一年が始まると楽しみつつ。