朴念仁の戯言

弁膜症を経て

人は魂そのもの 心臓停止し実感

以前に心筋梗塞のためカテーテル手術を受けている最中、心臓停止状態になりました。

心臓が止まった次の瞬間、私は素晴らしい世界にいました。辺り一面、絹綿色のまばゆい世界で、すがすがしく爽快感に満ちあふれた光の世界でした。

私は即座に「俺はここから生まれ出て、またここに戻ってきたんだ」「そうか、人は魂の世界から出たり戻ったりの繰り返しなのか」と強く感じました。

ではなぜ、出たり戻ったりを繰り返すのかと自問しました。人は魂そのもので、魂が成長するためなのかと思いました。

人間は魂が成長するための仮の姿で、社会で出合う困難は魂を磨くための出来事なのではないかと思い、人が生きる訳が分かったと感じました。

魂の成長は宇宙の法則のように思えます。宇宙創成は130数億年前、ビッグバンから始まったといわれます。秩序ある法則にのっとり、全ての魂が生成され発展したのかもしれません。その途中で人類が誕生したのです。人は魂そのもののはずだと実体験から感じました。

郡山市の尾形吉雪さん65歳(平成25年9月21日地元紙掲載)