朴念仁の戯言

弁膜症を経て

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

詐欺

「なんで騙されんだべ」 今朝の母のひと言。 「なりすまし(オレオレ)詐欺」の被害に遭った男性の新聞記事を見て、口を衝いて出たのだ。 被害額は200万円。 新聞やテレビで毎日のように報道されているのに何故こうも騙されるのか、不思議でならなかった。 …

足の裏的な人

前回の「学歴無用論から」を読み返して、その表現の出元を探ってみた。 〈足の裏のような人〉は、どうやら仏教詩人の坂村真民の詩に起因していたようだ。 自らの考え、自らの言葉と思っていたものは、実はその多くが今は亡き人たちが遺していってくれたもの…

学歴無用論から

学歴無用論は学問軽視になるのではないか。 昨日、ガソリンスタンドに立ち寄った際、目にした朝日新聞の投稿欄にあったものだ。 学歴無用とまでは言わないが、学歴偏重には昔から苦虫噛み潰す思いでいた。 人見ずして学歴で人を判定する社会風潮。 患者見ず…

疾病経過

弁膜症の発症から手術までの経過概要は次の通り。 平成17年10月 市内A病院(K医師)にて僧帽弁逸脱症、僧帽弁閉鎖不全症と診断される。 平成17年11月 心臓カテーテル検査のためA病院に入院。検査結果、MRⅢ度であったが、心機能良好、運動耐容能も保…

カテーテル検査翌日②

まな板の鯉、その体でその時を待った。 私の右目に、眼鏡をかけた男の姿が映った。 K医師だ。 K医師は、布を折りたたんだような大きさ20㎝四方のものをおもむろに私の右脚のつけ根に置き、その布をパタパタと広げ始めた。 上は胸元から、下は膝小僧まで、…

新聞投稿ボツ原稿③

表題「人生にイエス」 生きる意味は、と唐突に問われたら人はどう答えるだろう。 ナチスの強制収容所から解放された心理学者のフランクルは次のように説明する。 「生きる意味とは自己が発するのではなく、人生が提起するものであり、私たちは常に人生から問…

新聞投稿ボツ原稿②

表題「投稿のきっかけ」 車谷長吉氏は、忘れ得ぬ作家の一人だ。 自らが骨身に沁みた言葉を、虚実皮膜の間に綴る。 「読者の声」(投稿欄の仮称)を読むと、時折そんな言葉に出合い、唸ることがある。 投稿者は高齢者が多いようだ。 三十代、四十代の投稿が少…

ボツの理由

地元紙に載らなかったのは天皇に関した内容に因るからだろう。 朝日新聞の軽率さは世間を騒がせ、新聞社への信用を失墜させたが、情報源の不確定さと社主の考えがもの言う新聞にはどれも公平さはない。 客観的立場の新聞を、読者はもう一つ上の客観心で判断…

新聞投稿ボツ原稿①

弁膜症の手術をした平成25年の10月以降に地元紙に数度投稿した。 手術前に投稿したかったが、身内に強く反対されて止めた。 もしものことを考え、生きた証を残して置きたかった。 手を伸ばせば、死がその手を握り返してくる間近さ。 当時、私の片足は死…

名前

私の総格は26。 大凶らしい。 他のブログを覗いて分かった。 名前で呼び合うのは人間だけ。 名前は個人として限定する。 社会性ある動物だから必要なのか。 狼や猿も社会性ある動物だが、名前はない。 名前はなくとも、習性変わることなく営々と生きる。 …

大切なこと

弁膜症の経過記載は一時中断。 追々やろう。 病を得て、生死の狭間に追いやられ、自己を見詰める機会が多くなった。 死んだらどうなる? なぜ生まれた? 何のために? なぜ日本に? この地に? 自分を支える何かがほしくて、頼りない自分の感性に助けを求め…

再開

一年八ヶ月の空白。 熱しやすく冷めやすい性。 無精もの。 ブログを開設した目的を忘れてはいまい。