朴念仁の戯言

弁膜症を経て

2022-01-01から1年間の記事一覧

心のありかた

昨日、秋葉原殺傷事件の加藤智大の死刑が執行された。 「これほどの犯罪に極刑もやむを得ないと改めて示すことが、事件の防止につながる」 法務省の幹部はそのように話して死刑制度の正当性と犯罪抑止効果があるとの見方を示した。 東京五輪・パラリンピック…

念じて一票を託す

7月10日は参議選の投票日。 今まで何度も投票所に足を運んだが、一度たりとも選挙に期待したことはない。 立候補者の空疎な街頭演説は、その時だけの犬の遠吠えと耳を塞いだ。 否、塞ぐまでもなく、大言壮語を吐き、虚言、妄言の言葉を並べ、真実を語らない…

人生を謳歌する

今日は9歳の誕生日。 M医師とK医師、そして当時のT病院の医療関係の皆さんのお陰で今の命があります。 この9年間、良きも悪きもいろいろありました。 すべてに感謝です。 本当にありがとうございます。 こんな愚かな凡夫が生き永らえることができたのも何か…

地球が動く

今朝はすることもなく、ただ気が向いたから湖面に漂う木の葉を集めるように、ここ最近の想いを記すことにした。 露国のウクライナ侵攻。 連日、ウクライナの惨状と、ゼレンスキー大統領の顔がテレビ画面に映し出される。 16日、同大統領は米連邦議会でオンラ…

あんこ屋の倅

2月2日朝刊のお悔やみの欄で中学校の同級生Tが亡くなったことを知った。 命日は1月31日。 一昨年、まちの正月市で立ち並ぶ露店をひやかし程度に眺め歩いている途中でTを見掛けた。 Tは出店していた。 「T、何してんの?」 急な出会いに驚いて声を掛けると、 …

恩寵

今日の未明、鮮明に、思いもしない夢を見た。 懐かしい感じのする友人らしき人に連れられ、旅館のような一室に招き入れられた。 そこは一般的な畳敷きの、少し広めの部屋。 部屋には4、5歳ぐらいの男の子がいた。 男の子は私と目が合うと、直ぐ様、私の元に…

人生は一回限りの旅

転機は31歳の時。 がんの専門病院に移り、私よりはるかに厳しい現実に向き合う人々の話を聴くようになった。 金融機関でバリバリ働き、27歳で逝った岡田拓也さんは責任感の強い努力家だった。海外留学も志し、休日も勉強に励んでいたある時、進行性スキルス…

令和4年、新年に想う

会話の間を埋めようと、その場凌ぎの言葉を発するな。 昨日、弟と電話で新年の挨拶を交わしてまたしてもそう思った。 無駄に饒舌になってしまう。 だから昔から電話で話すのは好きではなかった。 身内以外の人間と対面して話す時もそうだ。 間を気まずく感じ…