朴念仁の戯言

弁膜症を経て

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

恩寵

今日の未明、鮮明に、思いもしない夢を見た。 懐かしい感じのする友人らしき人に連れられ、旅館のような一室に招き入れられた。 そこは一般的な畳敷きの、少し広めの部屋。 部屋には4、5歳ぐらいの男の子がいた。 男の子は私と目が合うと、直ぐ様、私の元に…

人生は一回限りの旅

転機は31歳の時。 がんの専門病院に移り、私よりはるかに厳しい現実に向き合う人々の話を聴くようになった。 金融機関でバリバリ働き、27歳で逝った岡田拓也さんは責任感の強い努力家だった。海外留学も志し、休日も勉強に励んでいたある時、進行性スキルス…

令和4年、新年に想う

会話の間を埋めようと、その場凌ぎの言葉を発するな。 昨日、弟と電話で新年の挨拶を交わしてまたしてもそう思った。 無駄に饒舌になってしまう。 だから昔から電話で話すのは好きではなかった。 身内以外の人間と対面して話す時もそうだ。 間を気まずく感じ…