朴念仁の戯言

弁膜症を経て

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の美

春彼岸前、仕事で年に一度だけ会う人がいる。 「人生七十古来稀なり」の人たち。 皆、郊外に住み、中には今では山国の地でも珍しい囲炉裏を備えた古民家に住む人もいる。 家族構成はまちまちだが、古民家に住まう男性は一人暮らし。 長年、東京で仕事をし、…

閃輝暗点(せんきあんてん)

仕事帰りに給油を済ませ、いつもの田園風景の中を夕陽に向かって車を走らせていると、突如眼の端のほうからチカチカと稲妻状に点滅するものが現れ、視界を妨げ始めた。 身体の異変を不安がるよりも見えないものが見えるようになったかと、その後の展開を楽し…