朴念仁の戯言

弁膜症を経て

事件

「人間性」反故にしたのは

特別寄稿 相模原事件一年後の視座 一年間とくと考えさせられた。いくつかの原稿を書き、本を読みかえし、対話し、長いインタビューも受けた。おぼろげながらわかってきたこと、まだ得心がいかないこと、いまさらにたまげたこと・・・が多々ある。誰も内心うろた…

宙を飛んだ! 不思議な事故

夢に現れた恩人に助けられたという投稿が1月に掲載された。読んで、20年ほど前の真冬の朝、勤務先の駐車場で起きた、不思議な出来事を思い出した。止めていた私の車に、同僚の車が路面凍結によるスリップで衝突したと聞き、駆け付けると、同僚にけがはなかっ…

偏見は司法の場にも

隔離政策「何の作り話ばしよっとか(しているんだ)!」国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」(熊本県郷合志市)の集会場から洩れてくる大声に、そばを通り掛かった入所者の男性が気付いた。1951年10月から始まった殺人未遂事件の「特別法廷」初公判。白い幕…

父の罪、許されない

オウム・松本死刑囚の四女 「生まれた自分が憎い」オウム真理教の松本智津夫死刑囚(59)=教祖名麻原彰晃=の四女(25)が14日までに共同通信の取材に応じ、「父は許されない罪を犯した。被害者の方々に償いきれるものではなく、死刑の執行を望んでいる」と…

1977(昭和52年)2月14日 青酸コーラ事件

大阪で男性がたばこ自動販売機の上に置かれたコーラを飲み意識不明で入院、この日、瓶から青酸反応が出た。東京の青酸コーラ事件から約一ヶ月。男性は「格好が悪い」と、退院後に自殺。直後から毒入りチョコ事件が相次いだ。 ※平成26年2月14日地元紙掲載

犯人への共感 原動力

「誘拐」をドラマ化 1963年に起きた「吉展ちゃん誘拐事件」を描いた本田靖春のノンフィクション「誘拐」を読んだ時、「これは絶対に自分が撮らなければならない」と思った。〝戦後〟という同じ時代を生きた一人として、犯人の小原保に強い共感を覚えたからだ…

日大アメフト問題

加害選手の記者会見でその会見ぶりが称賛されているが、私はそうは思わない。 物事の分別付かぬ小学生でもあるまいし、ある程度の社会見識とそれなりのスポーツ歴のある大学生が、監督、コーチに追い込まれたから危険行為に及んだとの言い分は、責任逃れ、責…

心の深淵に潜むもの

夏休みを一週間ほど取り、父の墓参りに三春町に帰省し、元気な95歳の母とゆっくり語り合う時間が持てた。猛暑が続こうが、集中豪雨に見舞われようが、人は自然の営みに対しては謙虚に受け入れ、嘆くことはしないというのが私の生き方だ。 かつて検察官を長く…

1988年3月18日 名古屋妊婦殺害事件

名古屋市中川区のアパートで、臨月の主婦の他殺体が見つかった。腹部を切り裂かれ、赤ん坊が取り出された上、腹に電話機などが入れられていた。赤ん坊は無事だった。未解決のまま2003年に時効が成立した。 ※地元紙「きょうの歴史」より。