朴念仁の戯言

弁膜症を経て

教育

壁を乗り越える

「今の子どもたちは打たれ弱い。その理由の一つとして考えられるのは、この子たちは海で泳ぎを習わず、プールで習ってきているからだ」と言った人がいます。つまり、波にぶつかる機会がないまま育ってしまったために、世間の荒波にぶつかった時に対処できな…

先輩に倣う

私は、東京の吉祥寺にある成蹊小学校を卒業してから、四谷の雙葉高等女学校に入学しました。家は浄土真宗でしたが、父が2・26事件で殺されたこともあり、母としては、宗教的雰囲気の中で育つようにと願って、通わせたのかも知れません。 「先輩」などとお呼…

目指すべきもの

以前アメリカに住んでいたある日本人から次のような話を聞いたことがある。在米中、彼女の子供はアメリカの小学校に通っていたが、いつも、その子は活発で指導力のある良い子だとほめられていた。しかし、その子が通っていた日本語学校では逆に、常に落ち着…

子どもに手本を

文房具類を万引きして捕まった子どもに、父親が言ったそうです。「お前は馬鹿だなあ。このぐらいのものなら、いくらでもパパが会社から持って帰ったのに」 子どもは、親や教師の言う通りにはなりませんが、親や教師のする通りになります。ですから、子どもに…

「ゆっくり、はっきり」で思い伝える

デジタル化による語彙力の低下、氾濫するカタカナ語や歌手・音楽グループ名などに見る意味不明の横文字使用等々、昨今の言葉と言葉づかいには気になることが多いのですが、ここでは、次の二つを取り上げてみます。 ■早口症候群(?)の蔓延時代のテンポがぐ…

たった一日だけのクラスメート

ある時、有名な画家が、頼まれて近所の少年に絵を教えることになりました。しかし、画家はすぐに絵を描かせることをせず、代わりに花の種を蒔いて育てさせました。やがて土の中から目を出した苗に、少年は水をやり一生懸命に育てました。しかし、画家は一向…

目に見えないものに気づく力を育てたい

家庭教育の要諦は何かと問われたら、私はためらわずに「豊かな感受性の育成」と答えたいと思います。なぜならば、私が日々接してきた子供たちの中で、感受性の豊かな子供ほど、ものを学ぶ力が強いことを実感してきたからです。もちろん、感受性とは、心に感…

やむを得ざるにせまりて

やむを得ざるに薄(せま)りて、しかる後にこれを外に発するものは花なり。(佐藤一斎『言志四録』)一斎によれば、花は人に誉められるために咲くのでなければ、蝶や蜂のために咲くものでもない。準備万端ととのって、自然に、やむにやまれなくなって蕾(つ…

ほめれば成犬も変化 名前でしからない

家族としての犬のしつけ3 今から20年ほど前、うちの動物病院にはステファンという雑種犬がいた。子犬時代に雨に打たれて倒れているところを、小学生に抱えられてやってきた。新しい家族が見つからず、当院で生活するようになった。われ関せずの性格で、なん…

優しくなったお父さん

ブログのネタは新聞切り抜きからとしたが、ネタも何も引用そのままになってしまった。それでもいい。これを読み返せば当時の自分に会える。何を欲し、何を目指していたのか。自分を探るに良い機会だ。 タイトル「動物病院の四季」、サブタイトル「ヒゲ獣医師…

学歴無用論から

学歴無用論は学問軽視になるのではないか。 昨日、ガソリンスタンドに立ち寄った際、目にした朝日新聞の投稿欄にあったものだ。 学歴無用とまでは言わないが、学歴偏重には昔から苦虫噛み潰す思いでいた。 人見ずして学歴で人を判定する社会風潮。 患者見ず…