朴念仁の戯言

弁膜症を経て

7歳の誕生日に

一度死んで、また生まれることができて、昨日、小学一年生になった。
間もなく国内の都市部では緊急事態宣言が発令されるだろう。

最近読んだ本で合点がいった。
地球生命の理想的環境は大きな痛みが伴わないと為されないことを。
理想的環境の出現は今から600年後らしい。
その前に世界の人口は何かしらの事情で大幅に減少し、残された選ばれし者たちが争いのない、思いやり溢れた、愛ある人間社会、一つの生命体としての地球環境を築いていくとか。
何かしらの事情とは、人間にとって間違いなく不幸な出来事であり、大きな痛みを伴うものだろう。
温暖化による急激な気候変動、食品添加物や環境汚染など有毒物質が及ぼす出生率の低下、小惑星の突入や大隕石群の落下、核戦争、疫病、未曾有の自然災害、想像し得ない人的大惨事・・・。

新型コロナはその序章のように思える。

今世界が、これを機に人間存在の意味を明確に認識し、魂の進化に舵を切ることができれば、近い将来に訪れる何かしらの事情は緩やかに、穏やかに変化し、あるいは何も生ぜずに済むとも。
それができなければ、人間にとって長く暗黒の、受難の時代が続くらしい。

新型コロナは未来の、人類の命運を占う。

7歳の誕生日、人類の試練を知った。