朴念仁の戯言

弁膜症を経て

母の日に なんにもしない それがうち

「母の日に なんにもしない それがうち」-。兵庫県篠山市立岡野小学校4年生の青木舞佳さん(10)の詠んだ俳句が、「第12回佛教大学小学生俳句大賞」の高学年の部で選考委員特別賞に選ばれた。
応募総数2万句を超える中での受賞。
「嘘はつけないし、普通に思ったことを書いた」という青木さんは、受賞報告を受けた後の下校はスキップをして帰ったといい、「びっくりしたけれど、めちゃめちゃうれしかった」と喜んでいる。

俳句の楽しさを、「五・七・五という限られた言葉数の中で良い句をつくることがおもしろい」と話す青木さんは、「うちでは母の日に何もしないけれど、お母さんには感謝している。何も言わずとも思っているだけで十分」ときっぱり。
「賞を狙うことはない。でも、もらえるものならもらいます」とはにかんでいた。

丹波新聞(平成31年3月26日配信)