朴念仁の戯言

弁膜症を経て

カジノより治安の良さPRすべき

一昨年12月14日、参院本会議で「統合型リゾート施設(IR)整備推進法」、通称「カジノ法」が可決されてから、約1年半がたった。
先日、「整備法」が成立した。

カジノ法については賛否両論の意見があるようだが、私は反対である。
世論調査でも国民の64%が反対し、賛成はわずか27%である。
反対なのは、周辺地域の治安が悪化するという大きな問題が存在するからだ。
金銭トラブルに加え、反社会的な人間が国内外を問わず流入してくることも、容易に予想できる。
また、マネーロンダリング資金洗浄)など行うにも、うってつけの場所になるだろう。

カジノ法は、経済の大きな活性化につながるとして立案された。
実際、ある調査では、市場規模は1.5兆円に及ぶという。
しかし、日本が国民主権を掲げている以上、周辺住民の生活を優先してしかるべきだろう。
無理に新たな観光資源を作るより、「平和で治安の良い日本」という観光資源を守っていくことの方が、重要ではないだろうか。

鮫川村の岡部哲弥さん18歳(平成30年8月21日地元紙掲載)