朴念仁の戯言

弁膜症を経て

障がいを乗り越え 数学を教えたい

私は統合失調症です。19歳の時に診断されました。でも何とか山形大学理学部数学科を卒業し、特別支援学校の臨時講師や光学プリズムの製造所などに勤務しました。

もう51歳。今は実家の農業を手伝っています。このまま一生を終えてもいいのですが、「男子一生の仕事」として数学を究めたい気持ちが抑え切れないのです。

そこで今まで自分が気が付いた「岩崎の定理」の証明を母校の恩師に送り、何とか助手として雇ってくれないか、そのためには大学院の修士課程を受けなければいけないのか、などと悩んでいいるところです。

いろんな基礎科目は勉強しているので、教える自信はあります。アインシュタインだって、障がい者だったと言われているのです。

郡山市の岩崎好博さん51歳(平成25年11月25日地元紙掲載)