朴念仁の戯言

弁膜症を経て

障害者が働ける法と環境整備を

私は若いころから転職を繰り返していました。車の大型免許を持っていたことから、30歳を過ぎて運送会社に就職し、8年ほど勤めました。

もっと勤めたかったのですが、性格が災いしたのか病気になってしまい緊急入院しました。何とか落ち着いた時に、医師から「3時間ぐらいのアルバイトならいい」と言われたので、働きたかった私は勤め口を探しました。

やっと10カ所目で働くことが決まりましたが、半年も持ちませんでした。その後も何件かアルバイトをしましたが続かず、今は障害者の施設に通っています。

 全国には、私のように障害があっても働きたいという人はたくさんいます。政府は働く意欲を持っている障害者が働きやすいように、まず法を整備し、職場の環境を整える努力をしてほしいと願います。

福島市渡辺正弘さん49歳(平成25年10月29日地元紙掲載)