朴念仁の戯言

弁膜症を経て

宗教

クリスマスとは

クリスマスとは、イエス・キリストの誕生を祝う日です。11月ともなれば街中にキャロルが流れ、電飾に輝くツリーが人々の目を引きます。キャロルの中でも、一番人々に愛され、歌われているのは、「静けき真夜中」ではないでしょうか。 ところが、この歌がいつ…

クリスマスの訪れ

キリストが12月25日に生まれたという記録は、どこにもありません。その昔ローマでは12月24日を「冬至明け」の日とし、太陽神の祭礼の最後の日として祝ったと言われています。従って、その翌日25日は、太陽が活力を増し始める日でした。 その土地の伝統を大切…

死者を偲ぶ

17歳の暮れでした。カトリックの洗礼を受けてもいいかと尋ねた私に、母は大反対し、その理由の一つとして、戦争中にバタくさい宗教に入ることはないと言いました。二つ目の反対理由は、宗旨が違ったら、浄土真宗で亡くなった父をはじめ、ご先祖様への供養が…

神の呼びかけ

旧約聖書の中には、神が度々、預言者たちに呼びかけて、なすべきことを示しておられる様子が記されています。 新約聖書では、「私についてきなさい」というキリストの呼びかけに応じ、12人の弟子たちはキリストに従いました。聖パウロはダマスコへ行く途中で…

古い自分を捨てる

私が18歳の時に洗礼を受けたのは、我ながら愛想のつきた自分が新しく生まれ変わりたい一心からでした。その頃、日本は戦争中で、浄土真宗という家の宗教の関係もあって、母は洗礼を許可してくれませんでした。 毎日毎夜の空襲で、いつ死ぬか分からない日々を…