朴念仁の戯言

弁膜症を経て

2018-03-21から1日間の記事一覧

手紙 №19

拝啓 邦子さん私は目が悪いので「この生命ある限り」を、秘書に読ませました。秘書の声音がたえず濁ります。私の目はその都度曇ります。心からご同情いたします。私は主義に生きるため、努めて苦難の道を選び、死に勝る一生を送りました。この苦しみは八十を…