朴念仁の戯言

弁膜症を経て

2017-01-21から1日間の記事一覧

時ならぬ人と虫たち

『水の透視画法2』永久凍土のとける音 歩道わきの枯れ草のうえを、うす緑の、か細く小さな虫が一匹はい動いていた。立春からまだ日もあさい昼下がり、ゆうちょ銀行にいく途中だった。眼(め)の錯覚かな、と腰をかがめてみると、羽化後まもないらしいカマキ…