朴念仁の戯言

弁膜症を経て

6歳の誕生日に

昨日、職場で新たな上司と世間話をしているうちに今日が6歳の誕生日であることに気が付いた。
その日の命かと、不安と覚悟の日々から解放された今日(こんにち)の安心感が、この大事な日を忘却の彼方へ追いやろうとしているのか。
この日を何の感慨もなく迎え、または、忘れた自分に一片の忌々(いまいま)しさも感じられなくなった時には、心の死、あるいは肉体の死を日置かずして迎えることだろう。

日日に胸に手を置き伝ふもの
感謝感謝の溢ふるる想い

絶え間なく命刻みし心臓の
生き方学べ見えざるものの 

見えざりし生命支えし心臓の
不随意の妙(みょう)神の如きの