朴念仁の戯言

弁膜症を経て

新元号公表の日に

お前は、虚飾の装いで己を誤魔化し、他人の目を気にするケツ穴すぼまった男
お前は、職場への不平不満を時折まくし立て、苛立ちを募らせる負け犬
間抜けな薄ら笑いを止めろ

お前は、自己本位の価値観を棚に上げ、他人を下位に評価する偽善者
お前は、他人の粗(あら)を見過ごさず、自分の粗を見過ごすうつけ者
お前は、己を客観視せずして自己能力を過大評価し、社会的地位を要求する駄々っ子
野卑た愛想笑いを止めろ

お前は、内部告発によって欲望にまみれた薄汚い真実の顔をさらけだした独裁者
お前は、のらりくらりと訳の分からぬ答弁を繰り返して国民をあざむき、日本を好戦国家に仕立てようとするテロ政治家
お前は、わが子を虐待死せしめた父親
お前は、躾とうそぶいて老犬を蹴り倒す女
お前は、重度の障がい者を不幸の元として殺戮した元介護従事者
お前は、社会的孤立感から自暴自棄になって無差別殺人を犯した住所不定の無職者
お前は、猟奇的殺人を繰り返した性的倒錯者

そして、お前は死んだ兵士の肉を喰らい、無抵抗の人間を銃剣で刺し殺し、年端も行かぬ少女や老婆までも凌辱し、帰還後、都合の悪いことは口を閉ざして天寿を全うした元日本兵

お前は己、己はお前
善人面するな、この痴れ者が

 

人、生まれながらにして善悪なく、その時代、社会、環境によって善人、悪人に仕立て上げられる。
その社会、環境は、特定の誰か別の人間が作ったものではない。
その時に生きているお前一人一人の集合体が作り上げたのだ。