朴念仁の戯言

弁膜症を経て

中身は〝母の愛〟

宅配扱い丁寧に

「みんなのひろば」に「心も送る宅配便 手荒な扱い残念」という投稿が掲載されていました。本当にそう思います。
娘が転勤先に住んでいた時のこと。正月の餅やこしあんなどを宅配便で送りました。しかし、届かないと言うのです。宅配業者に問い合わせると、どこに行ったか分からないという返事でした。
係りの女性は「何が入っていましたか。弁償します」と淡々と話します。私は「母の愛が入っていました」と言いました。すると、その女性はハッとしたのか、「すみません」と謝りました。
幸い、荷物は伝票が剝がれていたとのことで、「郡山にありました」と連絡があり、無事に娘に届きました。
宅配を出す時、送り主は愛を込めて送っているのです。「無事届いたかな」と常に思います。人手不足で宅配会社も大変でしょうが、手渡す時ぐらい「はんこ、はんこ」と急がせないでほしいものです。
(主婦・高橋幸子さん)平成29年2月1日地元朝刊掲載