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朴念仁の戯言

弁膜症を経て

生き方

人生

「人」と「間」が合わさって人間。

人間は、覚者であろうと悪党であろうと誰一人として自己以外の他者と係わりなしに社会生活を営むことはできない。

その係わりは、他者を憎悪することでも、怒りを向けることでも、制裁を科すことでも、況してや殺すことでもない。

子どもでも分かるこの道理が、国家間になると容認され、牽制し合うように競って軍備増強に努める。

それが嵩じればいずれ人類の終焉を招くと薄々知りながら。

 

人類の生存意義とは何ぞや。

大上段に構えるつもりはないが、死の影を薄っすらと意識するようになってから魂の存在を意識するようになった。

そこから導き出された答えは、個々の魂の成長よる人類の進化と調和。

自然界は弱肉強食の世界と言われるが、見えざる力によって捕食と被食の食物連鎖が働き、奇跡的均衡が保たれている。

人間界のように争って数千万人もの同類相食む無益な殺生はしない。

46億年の地球の歴史を1年に例えると人類の歴史は僅か4時間とか。

4時間の内、18世紀半ばに始まった産業革命以降の歴史は一呼吸にも満たない1秒。

その1秒間で地球環境は激変し、現代は超高速的かつ過剰な情報社会の只中にある。

地球歴史の僅か1秒間に人間の傲りが齎した産物とも言える文明は、地球に計り知れない大打撃を与えた。

 

もう手遅れかも知れない。

近年の世界規模で多発する地震や噴火、異常気象による自然災害。

独裁国家とテロ組織の暴虐行為、それを支える武器商人。

表向きは独裁国家を非難しつつも裏に廻れば武器商人と結託している国々。

原発技術輸出に舵を切った安倍政権率いる日本も同穴の狢。

軍需企業を揶揄して「死の商人」と呼ぶが、それに相当するのが次の、防衛庁の装備品契約高上位の企業か。

三菱重工川崎重工三菱電機日本電気石川島播磨重工業東芝小松製作所富士重工業富士通・・・。

名だたる大企業の顔ぶれだが、裏から見れば政治屋と同様、原発利権、軍需利権に群がる金亡者。

天災や人災、経済優先とした社会、緊迫した世界情勢から地球と人類の未来を見通せば暗澹たるものだが、その時が来ればそうなるものだし、個人的には悲観も楽観もしていない。

1年後、5年後、10年後、20年後どうあろうと、己が限りある人生、自己存在の問いに答えられるよう生きるのみ。

実社会の真実を知れば、「正直者が馬鹿を見る」ことばかりだが、まやかしの世に誑かせられないよう透徹した眼で、社会、人を見定め、大馬鹿者に徹していきたい。

外界の出来事に振り回されず、澄み切った静けき湖面の如く、澄み渡る広き大空の如く。

人生の終着駅がその過程にあろうと悔いはない。

気付けたことに感謝、病に感謝。

家庭、職場、地域社会の何気ない日々の一瞬一瞬に、常に問われ、試されている。

その延長に国があり、世界があり、地球があり、宇宙がある。

一人ひとりの生活意識の変化が、魂の成長、人類の進化となり、人種、宗教、政治の垣根を越え、地球生物の調和を生み出し、最後は大なる宇宙意識に帰還するものと信ずる。