朴念仁の戯言

弁膜症を経て

The Wheel of Life 4

第3章 瀕死の天使 金魚鉢にはもうひとつベッドがあった。そこにはわたしより2歳年長の少女が横たわっていた。いかにもひ弱な感じで肌が青ざめ、透きとおっているようにみえた。翼のない天使、磁器でできた小さな天使を思わせた。その子を見舞う人はいなかっ…

The Wheel of Life 3

第2章 さなぎ どんな人にも守護霊または守護天使がついていると、私は信じている。 霊や天使は人間の生から死への移行に手を貸し、生まれるまえに両親選びを助けてくれているのだ。

あの世の私の母 義母をお迎えに

お盆の行事が終わってホッとしていた夜、「奇跡の霊能者・・・」という番組が流れた。見て50年も前に本当にあった不思議な体験を思い出した。義母ががんの手術をし、一時は普通の生活に戻れたが、再発し入院した。死期が近づいていた時、義母が突然「お母さんが…

生死さまよう中 夢で救った恩人

以前、体調を崩し、大変苦しい思いをしたことがありました。部屋のベッドで休んでいた時のことだと記憶しています。まさに生死の境をさまよう状態でした。その時、枕元に幻影が立ったのです。私の頭の後ろを両手で抱きかかえるようにして、私の名を何度も何…

天国の父と話す孫うらやましい

娘が2人目の子を身ごもった時、父はすごく喜んで男の子を望んでいた。 娘の出産を楽しみにしていたのに、父はその誕生を見ることなく逝ってしまった。孫が生まれ、しばらくたって不思議なことが起こった。当時、1歳3ヵ月だった上の子が突然、部屋の隅を指差…