朴念仁の戯言

弁膜症を経て

信念

平常心

「シスターの心にも波風が立つ日がおありですか。いつも笑顔ですけれども」 大学生の一人の質問に私は答えました。 「ありますよ。他人の言葉や態度に傷ついたり、難しい問題にぶつかって悩んだりする時に、平常心を失うことがあります。ただ、自分の動揺で…

豊かな心を養う

私たちの修道院は、大学内の建物の一つの4階にあります。したがって出勤する時、修道院に戻る時には、小さなエレベーターを使います。そんなある日、ふと、気がつきました。 私は、目指す階のボタンを押してから、すぐに隣の「閉」というボタンを指で押して…

私とロザリオ

「祈りを唱える人ではなく、祈りの人になりなさい」。これは、マザー・テレサが言われた言葉です。 1984年11月も末のことでした。この日マザーは、もう一人のシスターと一緒に朝早く新幹線で東京を発ち、原爆の地、広島へ旅されました。そこで平和、祈りにつ…

稀勢、執念の変化

検証 春場所逆転V 26日終了の大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)で、新横綱稀勢の里の劇的な逆転優勝がファンの感動を呼んだ。13日目に左上腕部を負傷しながら強行出場し、千秋楽に本割、決定戦で奇跡の2連勝。背景などを検証した。休場危機に陥った13…

見えない力

「これで終わったな」14日目の鶴竜戦で力なく土俵を割った姿にそう思った。大方の国民もそう思っただろう。稀勢の里の優勝は消えたと。13日目の日馬富士戦で手痛い一敗を喫した上に致命的な怪我を被(こうむ)った。痛みでその場を動くこともできずに顔…

偏見に立ち向かう

植物の受精の講義をしたら、少女たちの前で性の話をしたようにすり替えられ、博物館長のいすを失ったのはフランスの昆虫学者ファーブルだ。1823年貧しい農家に生まれ、独学で教員免許を取得、教育界で力を付けてきたのを快く思わない師範学校出身者らが仕組…